今回は接骨院(または整骨院)で健康保険証が使える場合と、使えない場合があるのでお伝えいたします。
日頃から接骨院に通院している方、通院したことがない方、通院したいが不安をお持ちの方はぜひお読みいただきご確認ください!
接骨院で健康保険証は使えるのか?
回答) はい、使えます
ただし接骨院では、患者様の症状により健康保険の適用外になる場合がありますのでご注意ください。

肩こりが辛くて…

健康保険の適用外です

足を捻ってしまって…

健康保険が適用されます

〇〇(物)を持ち上げたら腰が痛くなって…

健康保険が適用されますので詳しくお聞かせください
3名の症状を例として挙げてみました。それぞれの違いは分かりますか?
厚生労働省のHPには柔道整復師の施術を受ける方への記載があります。
- 整骨院や接骨院で骨折、脱臼、打撲及び捻挫(いわゆる肉ばなれを含む。)の施術を受けた場合に保険の対象になります。
- なお、骨折及び脱臼については、緊急の場合を除き、あらかじめ医師の同意を得ることが必要です。
柔道整復師とは接骨院・整骨院の先生のことです。
つまり骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷(肉ばなれ)に該当する方が健康保険の適用となります。
健康保険の適用外だと施術を受けることができない?
回答)そんなことはございません
たとえご自身の症状が健康保険の適用外だとしても接骨院で施術を受けることができます。
それは・・・自由診療です!
接骨院での自由診療とは「健康保険が適用されない診療で、施術にかかる費用を患者様が全額負担するもの」です。
これにより、どなたでも施術を受けることができるというわけです。
ただし自由診療にはメリット・デメリットがあります。これは後日アップしたいと思います。
具体的にどんな症状が健康保険の適用?
先ほどの3例でご説明しましょう。

肩こりが辛くて…
肩こり…姿勢の悪さや運動不足、ストレスなどにより筋肉疲労や循環不良がおきて、神経が刺激を受けているもの
どんなに辛い肩こりであろうと健康保険の適用外になります。肩の張りからくる頭痛も同様です。
そんな方は自由診療で慢性的な痛みを取っていきましょう!

足を捻ってしまって…
捻挫…外力により関節に負荷がかかり、関節を支えている靭帯(その他組織)が傷付くこと
これは外傷(いわゆるケガ)ですので健康保険が適用されます。柔道整復師の業務でいう捻挫にあたります。(骨折や脱臼の可能性もあり)
ただ、どういった経緯で負傷したのか詳細をお聞きします。骨・関節に異常がありそうなら医師の診断や同意が必要な場合があります。

〇〇(物)を持ち上げたら腰が痛くなって…
挫傷(肉ばなれも含む)…外力により軟部組織(筋肉や腱)が圧縮されたり引き伸ばされた際に痛みが出ること
いつ、どこで、何をして、どうなった、と原因がはっきりしたものがあれば健康保険が適用されます。接骨院では捻挫や挫傷と呼ばれます。
ですが、骨に異常がある場合もございますので注意が必要です。
まとめ
今回は分かりやすい3例を挙げさせていただきましたが、症状は人それぞれになってきます。
ご自身の症状がどれにあたるのか、結局のところ受診してみないと判断がつきません。一度来院して柔道整復師のお話を聞き、納得してから施術を受けるのをおすすめします。
もし「肩こりなどの慢性痛も健康保険適用で施術します」と言われたらご注意ください。本来それは認められていないことです。
通院状況により、施術を受けられた患者様に保険会社からの問い合わせがある場合もございます。(=患者調査)
健康保険を正しく扱えば何の問題もございません。
接骨院で健康保険証は使えるのか?ということで、少しでもご理解いただけたら幸いです。
次は接骨院を受診したい方必見!!≪事前準備について≫に続きます
つかだ接骨院 院長
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